現代の若者の行動原理を語る上で欠かせない「キャラ設定」。キャラっていうと俗っぽいですけど、ようするに、コミュニティーの中での位置づけ、役割的ななにか。「性格」とは別物で、同じ人でもコミュニティーごとにキャラが違ったりする。
ムードメーカー・つっこみ・ボケ・オタク・リア充・スポーツマン・リーダー・不良・できるヤツ・ダメなヤツ etc...。
僕たちの年代の人たちって、新しいコミュニティーに参加するときには、みんながんばるんですよ。自分の性格と一致した“得意”なキャラをコミュニティー内に浸透させて、コミュニティーでの居心地を整えようと。同じような性格のやつに得意なキャラを奪われないようにしたり、リーダー的なキャラにチャレンジしようとしたり、必死です。(だいたい同じようなキャラを同一コミュニティーで設定することは「被っている」などといわれて敬遠される)そして、慣れないキャラにチャレンジしようとしている人を「○○デビュー」などと揶揄したりする。
さて、本題に入りますが、昨日は、大学2年のときから参加しているボランティア団体の会合でした。
・・・だったはずなのですが、集合時間の13時になっても誰もこない。
場所はあっているはずだったので、すぐにわかりました。
13時と3時を間違えたって。
この前は、集合場所に行くのに迷って、遅刻したりもして。最近、このボランティア団体で、自分のドジッコキャラが浸透してきてとても居心地がいい。
「今度の活動の集合時間、朝8時45分で早いけど、迷って遅刻しないようにね、山本さん」
「はいっ、2時間前には到着してますから大丈夫です(笑)」
「(笑)」
・・・みたいなやり取りが心地いい。
男のドジッコキャラってね、普通女性で設定されることが多いキャラだから奪われる心配はあまりないけど、ライバルがいない分、認識されるのに時間がかかる。しかも、自分の性格的にちょっとまじめ気味なので、ドジッコって設定していいものか躊躇される面もあると思う。コミュニティの成立から終わりまでが短いと、中途半端なまじめキャラで終わってしまって、ちょっと居心地がわるかったりする。
だから、ドジッコキャラをづけづけと設定してくれる人にはとっても感謝しているんですよ。うん。みんな、僕をドジッコ認定するといいと思う。
というわけで、「5時30分集合のサークルの飲み会に遅刻してしまいました。ごめんね・・・幹事のたっきー。」という言い訳のための長い前フリでした。夏合宿ではよろしく。