mixi2、はじめてはいないんですけど。話題にあがっていたので。自分が最初のほうにmixiで書いた日記(mixi2005)とたこわさびをつまみに、セブンプレミアムの焼酎で晩酌です。
当時は、mixi、リアルでの知人同士みたいなのが前提でフォローしあっていたので、本名とか、本名由来のニックネームとかばんばんと出している。当時のmixiの雰囲気、結構、出ている日記だと思う。mixiを始めた当時、当時の一瞬だけ、モヒカン刈りのお兄さんたちが跋扈するインターネットの中に、突如あらわれたオアシス、リラックスできるスペースだなと思ったよ。顔も、体格も、本名も、性格も、言葉遣い、好きなものもある程度、ぜんぶ知っている人だけに開いた空間。コンテキストがつながっている、「なあなあ」の世界。なんて居心地がいいんだろうって思ったよ。最初はね。
でも、すぐに、それほどかもなあ、ってことはわかった。日記をコンテンツとして公開するってことは、マイミクさんたちが知らない己の側面をかかないといけなかった。よく比較的閉じたSNSのことを、リア充アピールする場所などと称したりする。実際、本当に、自分がリア充であることをアピールするためにリア充感もりもりの投稿していた人もいたんだろうけど。ほとんどの人は、マイミクやフレンド向けにお話しする内容として、「あなたの知らない私」「あなたと一緒にいるときとは違う自分」を書くしかなくて。結果として、リア充アピールな投稿になってしまっていた、というのが本当だと思う。
リア充アピールしたくなくても、マイミクさんたちが知らない自分のことを書かなくてはいけない、という閉じたSNSに生じた文化的圧力によって、生み出される投稿は、新しくいってみた喫茶店であるとか、親しい人といった旅行であるとか。休日のアクティビティであるとか、リア充アピールととらえられるような投稿ばかりになっていた・・・そんなロジックな気がするよ。
リア充アピールしたくなくても、リア充アピール的なことしか日記にかけそうになくて、それがけっこうな重荷に感じて。結局、髪型をモヒカン刈りにもどして、Twitterに移住したよ。
母校の体育祭にいってきた。2005年09月10日16:52 - 太田衣のエッセイ
たしかに同じ年度の卒業生や元クラスメートが、
たくさんいるんです。だけど、
思い返してみれば、僕は、どちらかといえば、
文化祭で集まるようなグループに所属して
いましたから、久しぶりにあって
「やぁ」、なんていえる人は、2,3人で・・・、
ほんと気まずかったですねぇ。
はじめましてから次の日記でもう、マイミクがしらない自分を書くには、リア充アピールにもとらえられそうな投稿になってしまうからリア充臭をうちけさねば、という葛藤が垣間見えて面白い。OBとして母校の体育祭に遊びにいって同窓生と歓談を楽しむ、というリア充感もりもりのエピソードなのに全力で、非リア充の気持ちを挟んでいて。
mixi2もうまくもりあがるといいね。mixi2005勢より。