むかーし、プラコロというボードゲームがバンダイさんから発売されておりました。自分は中学2年生くらいだったと思います。正六面体に近く造形されたポケモンのフィギュアをサイコロのように使って遊ぶゲームでした。ポケモンが覚えている技の中から使うものを宣言してからサイコロをふって、出た向きによってポケモンの繰り出す技の威力が変わる感じのゲーム性。ゲーム自体もそれなりに面白かったのですが、コンポーネントがよく知ったキャラクターで、かつ、かわいかったため、集めるのもたのしかった。
ラッキーというポケモンのプラコロを愛用していた記憶があります。ラッキーのプラコロは、形がまんまるだったから転がしたときに、立った状態になりやすかったんです。立った状態になると、繰り出した技が強力になったり、うまくゲームを進めることがしやすくなるのが好きでした。技でも立っている状態に固定するものがあったきがします。
粘土で遊ぶのがちょいブームなので、まめねこのプラコロをつくりました。転がして遊ぶものなので、仕上げは水性防水材のつや無しのものを使っています。つくってみて、何回か転がしてみて思ったのは、やっぱり、おもちゃとしては、手で触れて感触を感じながら遊べる玩具というのは、いいですね。楽しい気分になる。当時、プレステ2やゲームボーイカラーを持っていたのに、プラコロが好きではまっていたのは、やはり、こういう触れた感触が楽しかった、というのもあるんだろうなあと思います。当時の楽しさを思い出せたし、そして無意識で触感を楽しんでいたのかもなあという過去の自分の深堀りもでき、とてもよい工作遊びとなりました。