少し前、キーボードをカスタマイズするのにはまっていた時期があった。ある程度、しっくりとくるものが出来上がったので、だいぶキーボード専門店の通販サイトをのぞく時間は一時期に比べるとだいぶへっているけれど。
キーの配置は、オーソリニア配列という格子状にキーが並んでいるもの。一見、打ちづらそうだけど、指というものは、骨格的に、横に動かすよりも縦に動かすほうが楽な構造になっているので、縦にまっすぐ並んでいるほうが打ちやすい。
一般的なキーボードが横にずれた配列となっているのは、キーボードというものができたタイプライターの時代、あまり打ちやすすぎると、許容以上に打鍵スピードが上がってしまい、ハンコのハンマーがジャムってしまうから、わざと打ちにくくしてあったのが現在まで継承されている、という説もあるくらいで。
それに、、オーソリニア配列では親指の守備範囲にもキーが沢山あるため、普通のキーボードだとスペースキーをたまに押すくらいでサボりがちな親指も活用できるところも気に入っている。小学五年生・六年生のときの担任の先生が、学級新聞を作るためにワープロをカタカタしていたのだけど、その時に、親指シフトという親指を活用するキーボードの配列へのこだわりを熱弁していたのが印象深くて。その時の記憶から、キーボードのカスタマイズを試行錯誤するときには、つねに親指の活用を考えながらやっていた。
キーボードのカスタマイズポイントとしては、まだまだ沢山あるのだけど、関心を集めがちなのがキースイッチ。大部分を占める青いスイッチは、Gateronというキーボードのメーカーのもので、分類としてはいわゆるリニアーというタイプ。
キーボードのスイッチは、本当に沢山の種類があり、それぞれ特色があるのだけど、一番メジャーな区分は、「もう押せましたよ」というフィードバックをどうやって使用者に送るのか?という分類によるもの。
自分がベースに選んでいるリニアタイプは、キーのボタンが底をつくことで使用者が押せたなって気付ける、すごく単純なもの。それ以外には、押している途中からキーが重くなっていくタイプ、ボタンを押している道中にゴリっという感触があるタイプ、カチッと大きな音がなるタイプなど、いろいろな手法で使用者に押せたよフィードバックを送るキースイッチが売られている。
写真に何箇所か、白いスイッチがあるのだけど、そこはクリッキータイプというもので。キーを押すたびにカチカチという大きな音がなるタイプ。全角・半角の切り替えキーなど、切り替え系のボタンとして使いたいところにピンポイントで使っている。押すたびにカチカチという音がなってくれるので、キーボードのモードを切り替えたな!っていう気分になる。クリッキータイプのスイッチは、手持ち無沙汰なときにカチカチカチとする、フィジェットトイ的な使い方もできてとてもよきです。
灰色のスイッチは、底にゴムが仕込まれていて、押したよフィードバックがブニッとした触感となる静音タイプのもの。ShiftやCtrlキーなど、同時押しするようなところに配置しているのだけど、コツコツという打鍵音のリズムが同時押しのタイミングでココッっとならないよう、静音タイプのものを使っているよ。
そんな感じ。いつか、このカスタマイズにいきつくまでの遍歴とか、どこにどのキーをおいているとかキーマップのこだわりも書いてみたいと思っている。今日はここまで。おやすみ~
部品一覧
- YMDK Air40
- Gateron Box CJ Linear Switches
- Kailh Midnight Silent V2 Switch / Linear
- Kailh Box White
- Everglide Peacock Blue Linear Switch