アフリカ大陸の最高峰は?というクイズが、大学生のころ所属していたサークルのレクリエーションで出題されたことがある。
クイズの回答者となっていた人が、大きな声で「喜望峰」と答えて、周囲の人はそれはアフリカにあるけど岬だよ!といって笑いが起こっていた。
観客席にいた自分はというと、日本史で大学受験をしたのと、圧倒的な無知により、喜望峰というものを当時知らなくて・・・。出題文中の「アフリカにある峰」というところにはしっかり対応しており、峰なのに岬っていうおもしろ単語が瞬時にでてきた回答者すげえとなったくらい。
そして、笑いが起こった楽しげな雰囲気のまま、後続の回答者が普通に正答のキリマンジャロと答えて次の出題へと移った。
さらっと次の出題に移ったあとに、あれ?っと気づいたんだけど、キリマンジャロの一番高い峰の名前って「キボ峰」じゃなかったっけ?って。小学校の頃、音楽の時間にならった「キリマンジャロ」っていう曲が印象深くて。歌詞としてキボという単語がなんども連呼されるから、僕の中で、キリマンジャロといえば「キボ峰」だったんだ。
回答者が本当は「希望峰」じゃなくて「キボ峰」と答えていて別解で正答していたのでは?そして、笑いが取れたからラッキーと思ってそそくさと引き下がったのでは?という可能性が捨てきれず、大したことでもないから確かめられていないことが、ずっと頭の中で引っかかっている。
和やかな雰囲気のレクリエーションなんて、ほかにまったく記憶に残っていない中、この1場面だけやけに記憶に残っていて。まぁ、後悔や無念の引っかかりではまったくないから、ありがたい引っかかりっていう感じ。